最初の2週間は各同盟の勢力図が定まり、領土や資源地の奪い合いが激しい時期です。この段階ではNAP対象を絞り、ある程度の戦闘を許容することを推奨します。具体的にはNAP5前後を目安に、トップ同盟間のみ停戦しそれ以外は戦闘自由とするルールです。NAP5であれば上位5同盟同士は潰し合わないためサーバー崩壊の危機は避けられますが、6位以下の同盟とは戦えるため序盤の攻城戦や資源争奪戦を存分に楽しめます。トップ層に余力があれば協定外の弱小同盟を保護する余地もありますが、基本的には序盤は実力勝負の期間と割り切る形です。このフェーズで各プレイヤーは戦争の醍醐味を味わい、同盟内結束も高まるでしょう。また同時に、いち早くトップ5入りするインセンティブ(=NAP保護を得るための競争)も働きます。
サーバー開始から約2週間が経過したら、NAP対象の拡大を図ります。具体的にはNAP5からNAP10へと拡大し、トップ10同盟までを不可侵対象に加えます。実際、ある既存サーバーでも当初NAP5だったものを、新たなプレイヤー流入時にNAP10へ拡充する対応を取っています。 同様に、新サーバーでも2〜3週目には上位同盟数も増えてくるため、より多くの同盟に平和を保証することで中堅勢力の育成を支援します。併せて、この時期までに戦争好き・平和好き双方の声が出始めるので、戦闘ルールの細則を整えるとよいでしょう。例えば「資源採集部隊への攻撃は禁止」「病院容量を超える損害(=死者)が出たら攻撃中止」といった紳士協定を設けるサーバーもあります。これにより、NAP対象外の戦闘であっても過剰な荒らしを防ぎ、被害者の離反を抑える効果があります。
開始1か月が経過する頃には、サーバー内序列も固定化し主要な勢力が出揃います。この段階で最適なNAP体制を再評価します。推奨は引き続きNAP10体制を維持することです。トップ10に入る実力があれば大半の積極プレイヤーは網羅できるため、サーバー人口の多くが保護されます。一方で11位以下の同盟は依然攻撃可能とすることで、弱小ながら戦争を望む同盟の活躍機会も残ります。また、1か月時点で週末のKillイベントやサーバー間戦争(SvS)が始まるため、それら公式PvPイベントに戦争欲をぶつけてもらう方針です。 平日は原則NAPを守り育成と準備期間、イベント期間に存分に戦うメリハリ運用に移行します。なおサーバー状況によってはNAP対象をさらに拡大する選択もあります。例えばアクティブ同盟数が多く10位では足りない場合、NAP15やNAP20へ拡張してもよいでしょう。実際にサーバーの成熟に応じてNAP数を増減(NAP12→NAP5などに変更)した例も複数報告されています。自サーバーの人口動向やトップ層の方針を見極め、柔軟にNAP数を調整してください。
以上を踏まえ、#297サーバーにおける提案NAP形式は次のようになります。
→ 理由: 序盤から完全平和にしてしまうとゲームの醍醐味である戦争要素が失われ、上位勢力にも退屈を感じる声が出るため。NAP5であればトップ同盟同士の共倒れは防げる一方、ある程度の抗争は許容されサーバー内に適度な緊張感が生まれる。圧倒的1位同盟がいる状況ではまず彼らの独走を許さないことが重要だが、NAP5なら少なくとも2〜5位同盟が結束して牽制する可能性も残る。また下位同盟にとっても「まずは5位以内に入ろう」という明確な目標ができ、序盤の活性化につながる。
→ 理由: サーバー開始後しばらく経つと、上位5同盟以外にも有望な同盟が現れてくるため、NAP対象を10位まで広げて彼らを保護する。実際コミュニティでも、新規サーバーでは当初NAP5から始め、人口増加に応じてNAP7-10に拡大する運用が提案されています。 NAP7-10体制により、サーバーの約10〜15同盟程度が団結して内部崩壊を防ぎつつ、外部(他サーバー)との戦いに備えることができます。 特に1か月後にはサーバー間競争イベントが視野に入るため、トップ10の団結は対外戦で大きな強みとなります。加えて、NAP10に切り替えることで序盤に疲弊した中小同盟にも復活・成長のチャンスを与えられ、公平性が改善します。戦争好きな層には週末イベントで発散してもらう運用に移行することで、「常時戦闘で消耗」より「定期的な盛り上がり」を提供する方が健全です。 なおトップ層がさらに増えた場合はNAP15〜20まで広げる余地もありますが、あまり広げすぎると完全な馴れ合い状態となり活気を失いかねないため注意が必要です。
→ 理由: サーバー開設から1か月以降は、各同盟の実力差も明確になり配置が安定します。NAP7-10維持により主要同盟は結束しつつ、余力ある同盟は下位を勧誘・吸収していく形でサーバー統合が進むでしょう。仮にトップ同盟が突出しすぎて不満が出る場合は、思い切ってNAP数を下げて(NAP10→NAP5)上位勢力間の競争を促す手もあります。 一方、対外戦争が本格化すればサーバー内争いは減る傾向にあるため、最終的には「平時はNAP遵守・対外戦に集中、内部抗争はごく限定的」という成熟サーバーの形に落ち着くと考えられます。 重要なのはサーバー内の合意形成であり、NAPルールは状況に応じて柔軟に見直す姿勢を持つことが成功の鍵です。
以上の提案により、戦争と育成の両方を楽しめるサーバー運営が可能になると期待されます。初期に適度な戦争で盛り上がりを作りつつ、被害を受けたプレイヤーにも後から挽回の機会を与えることで、サーバー全体の活気と人口を維持できます。最終的には、「強すぎるトップ同盟が一人勝ちして過疎サーバー化」だけは避けねばなりません。そのためにもNAPルールを上手に活用し、競争心と連帯感のバランスが取れたコミュニティ作りを目指しましょう。各種コミュニティの事例から見ても、適切なNAP運用がサーバー繁栄の鍵であることは明らかです。ぜひ上記提案をご参考に、Kingshot#297で充実した戦争・育成ライフをお楽しみください。